イワテケン・ミヤコシ03

「できない」と思い込む見えない壁が自分のまわりにある。
そのことを意識しはじめた。
「できない」ではなく「やらない、やりたくない」ではないだろうか。
その理由は「不安」だろうか。 「面倒だから」だろうか。 
そしていつも、そんな自分の背中を押してくれる「決定的な出来事」を待っている。
 いつも、自分ではない誰かに肝心な部分を委ねている。 

今回もそう。
 OPEN JAPANの役割として、ある人の代行で岩手県の宮古市に向かうことになった。
『三陸鉄道』という縁もゆかりも無かった鉄道会社に、支援の提案をしに行く。
 「その動機」を自分の中に必死に探す。
行きたい気持ちはある。心ははじめから「行く」と言っている。
 しかし、行かない理由をあれこれ考える。

 ※お気づきでしょうが、これは「活動報告」というよりも、自分の心模様の記録です。 おのずと被災地の状況や活動の記録ともなると思いますが、何より自分に起こった「東日本大震災」の影響の記録のつもりです。この事は言葉にしておかねばと思いました。 

『三陸鉄道』さんにどのようにこの話題を切り出したらよいのだろう。
そう考えているうちに時間は経って行きました。
 やらねばならぬ仕事も全て終え、いつでも旅立てるタイミングが来ました。 
「電話をする」 この単純で明快な行動を取るのに、延々と悩み続けました。
 「動けば変わる」 やってみたら、そこから次の展開がはじまる!
 なのに、その前段階でいつまでも足踏みを続けてしまう。

 … 電話をかけたら早かった。
 支援の提案をとても喜んでくれた。
ドギマギしてとても拙い申し出でしたが、快く受けてくれました。 
心は一気に開放されて、岩手県宮古市行きの手配を早速始めるのでした。

 って、出発前の話が長いな〜 しょうがないか、その通りだったんだもの。
そして、この「壁」の存在に気がつけたのは、自分の人生におけるとても大きな出来事でした。
48歳にして、やっとここまで来たかという感じ。
ずいぶんと長い道のりだった。 ふ〜

で、まだまだこっれからね。

タイトルを「なんちゃってボランティア体験記 〜岩手県宮古市編」に変更しようかと思ってます。

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